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セールスコピーライター・マーケター 郡司拓也のブログ

デジタルマーケティング

スキルや経験をマネタイズする「WEBプロモーション」の具体的方法

更新日:

あなただけの強みを活かしたビジネスの方法を教えます。この記事を読むことで、あなたは自分のスキルや経験を収入に変換(マネタイズ)できるようになります。

私が50万円以上かけて勉強してきたノウハウをここに書きました。(2万字以上)

この記事はこんな悩みがある、個人ビジネスをされている方・したいと思っている方におすすめです。

こんな方におすすめ

  • コーチとして活動しているが、顧客の獲得に苦戦してる。顧客からちゃんと売上を上げられる、しっかりとしたビジネスモデルの作り方を知りたい。
  • お客様はいるのだけど、紹介頼りで集客などが大変。単価も低くて自転車操業なので、自分だけでお客さんを集められるようになりたい
  • 今のところなんとかうまくいっているけど、状況が長く続くように思えない。何か新しい取り組みをしないとダメだと思う。

この記事で紹介する、プロモーションというスキルで、あなたは以下のようなビジネス展開ができるようになります。

プロモーションでできることの例

  • 子供の人見知り改善のためのノウハウを、ネットから集客したお客様に7,800円でnoteやPDFとして販売することができる
  • 従業員のモチベーション改善セミナーについて、ホームページを通して法人から注文が入るようになる
  • SNSのフォロワーさんから1時間1万円の恋愛コンサルティングを頼んでもらえるようになる
  • 占いのブログを更新し続けるだけで、「あなたに占って欲しい」とメールをくれるお客さんから問い合わせがどんどんくる
  • 営業ノウハウについての有料セミナーを全国規模で開催して、各地でセミナーをしながら、29万円の営業研修カリキュラムを販売することができる
  • チラシをまかずとも生徒が来る、地域で一番収益性の高い学習塾を運営することができる
  • アクセサリー作りの方法を教える教室を月額5千円の会費で開催して、50人以上の生徒を集めて毎月25万円が安定して入ってくる

ということが、プロモーションというスキルがあればできるようになります。

さて、

プロモーション?

と頭にクエッションマークが浮かんでしまったかもしれませんね。

プロモーションとは、「購買意欲を喚起するための活動」です。要するに、買いたくさせるための方法です。

分かりやすい例で言えば、新曲の宣伝用VTRを『プロモーションビデオ』なんて言い方をしますよね。そのVTRが、購入意欲を煽るために作られているので、プロモーションビデオというわけです。

あなたが自分の商品やサービスを売り出したければ、それは自分をプロモーションする行為です。

もともと持っているスキルや商品をマネタイズ(お金に変換する)には「プロモーションするためのスキル」が必要となります。

歌が上手い女の子がいたとしても、プロモーション活動する人がいなかったら、その子は「地方のちょっと歌うま少女」が関の山です。

難関資格である弁護士資格を持っていても、仕事がない人もいます。弁護士でも食えない人がいるのは、自分をプロモーションできていないからです。

私だってライターとして活動していますが、ライティングの腕前を孤独に磨いていてもあまり収入は増えません。プロモーションする力がなければなかなか仕事が取れないからです。

同様に、仮にあなたが心理学に詳しく、的確なコーチングテクニックがあったとしても、そのスキルをプロモーションするための能力を持ち合わせていなければ、それを発揮する機会に恵まれません。
あなたが個人でビジネスをする以上、「自分をプロモーションする」というアクションは欠かせないということです。もしくは、プロモーションに長けた人物と組む必要があります。

どんな風に自分を見せればいいのでしょうか。どうやってお客様を自分の前に連れてくればいいのでしょうか。どうすれば買ってくれる商品が作れるのでしょうか。どうやって喜んで商品を買ってもらうのでしょうか

それら全てプロモーションです。これが必要です。

これができさえすれば、ひっきりなしにお客が来て、あなたは有料コンサルやセッションの予約で大忙しになりますし、セミナーをすれば意欲の高いお客さんで会場がいっぱいになります。

自分で作ったノウハウ教材を有料で販売することもできますから、たとえば14,800円の商品を公開して、1日で100人に買ってもらうこともできるわけです。すると1,480,000円が1日で売り上がってしまいます。

あなたはその間、商品をメールで送るだけ。なんだったら自動でもできます。

知名度を高めることもできますから、本を出すこともできますね。本を出せば、そのお客さんがセミナーなどに来てくれますから、余計にビジネスが拡大します。

倍々ゲームなんです。プロモーションのスキルを使えば使うほど、あなたの活動すべてが収入に結びついていきます。

これだけ強力なスキルである、プロモーションを身につけない理由がありません。

ただし…このスキルは、まっとうに自分を商品としてビジネスをしていきたい人のためのスキルです。

「楽して儲かる」「片手間10分、スマホだけで」「初心者でも必ず儲かる」「権利収入で自由な生活」とかいう言葉が響いてしまう人にはおすすめできません。そういう人はお帰りください。

お客様の悩みを解決するために、自分を高めていくことにコミットできる人だけに、この記事は読んでもらいたいのです。だって、そうでないと意味がないから。

私は、セールスライターとして、クライアントの魅力をお客様に100%伝えるために活動をしており、自身でも受験系のノウハウを自作して販売するというビジネスのプロモーションを行ってきました。

また、そのスキルを応用して、知人と人材関連の事業を立ち上げ、知名度0、顧客0から競合のシェアを奪い取って、事業をそれなりの規模にすることができました。

こうした経験をもとに、あなたが自分をプロモーションする方法についてお話ししていきたいと思います。

個人ビジネスの弱点

コーチ、コンサルなどの個人の技能を活かしてビジネス活動している方には、特有の悩みがあります。

あなたも、こんな点に頭を悩ませたことはありませんか?

  • 知名度が低い
  • 広告費がかけられない
  • 制作費がかけられない

広範囲に広告展開しているような企業と比べたら、個人でビジネスをしている方はどうしても知名度が劣ります。

認知度を高めようにも、広告費も制作費も潤沢にあるわけではありませんよね。

ですから、大規模に広告してお客様を開拓するという方法はあなたにとって現実的ではありません。

ではどうすべきなのでしょうか?

狭い範囲に絞って、ゲリラ的に自分を宣伝し、強力な販売手法により高い成約率を目指す。

という方法が望ましいです。

そこでどんなプロモーション活動が有効かというと、『リストマーケティング』がおすすめです。

個人ビジネスと相性がいいリストマーケティングとは

「リスト」って言葉をご存知でしょうか?

簡単にいうと、見込み客の連絡先です。特にメールアドレスリストのことを指すことが多いです。

あなたがビジネスを安定させたいと考えるなら、必ずリストをとってください。メールアドレスを集めるのです。

ちなみに、LINE(LINE OFFICAIL ACCOUNT、旧LINE@)はおすすめしません。LINEは突然BANされますから、リスクが高いです。

私のビジネスでもLINE@を運用していましたが、突然BANされて1,000人以上のリストが消滅しました。違法なことなんて何もしてなかったんですけどね…許さんLINE…

とはいえLINEの到達率の高さは魅力的ですから、メールアドレスもとりつつ並行して運用する分にはおすすめです。

さて、ここで大事なのは、「あなたのビジネスに興味がありそうな」リストを取得することです。

業者から関係ないリストを購入したり、プレゼントキャンペーンで興味がうすいリストを集めてもビジネスの売り上げにはつながりません。

ディズニーリゾートが当たる!なんてプレゼントで人を集めても、あなたの商品買いますか?買わないですよね。

しかし、あなたや、あなたのビジネスに興味があるリストがいれば、メールや電話でコンタクトを取るだけで、売上を生むことができます。

いいリストがあつまりさえすればあとは勝ちです。リストは資産となり、あなたの繁栄を支えてくれます。

江戸自体の旅館は火事にあった際、何がなんでも宿帳を死守したそうです。水に丈夫な素材が使われていて、とりあえず井戸に放り込んで消失しないようにしたそうな。

なぜなら宿帳は、見込み客の情報の塊だから。

建物が消失しても、見込み客のリストがあれば復活できます。それくらい商売の生命線だと昔から考えられていたということです。

リストを取得して、それをもとに販促活動を行うマーケティング手法を、リストマーケティングと言います。

とにもかくにもまずはリストを取ることです。

リストを取れるかどうかが、あなたが自分をプロモーションできるかどうかの分かれ道です。

リストマーケティングに詳しく知りたい方はこの本がおすすめ

リストの取り方

リストの取り方について解説していきます。

この場合は、メールアドレスを取得する場合で考えていきます。

リストを取得するためには、「私にアドレスを教えてください」と呼びかける必要がありますね。

でも、人は理由もなくわざわざメールアドレスという個人情報をくれはしません。

アドレスを収集するにしても、理由が必要です。(理由を作る、というアクションはプロモーションの全てで重要な考え方です)

例えば、無料のセッションを提供するとか、無料の動画をあげるとか、メルマガでもっと濃い情報を配信するとか、無料のPDF教材をあげるとか。

なにかしら登録する側にメリットがないとアドレスなんか教えてくれません。

ホームページやブログ上で、「より詳しい内容を知りたい方はこちらのメールマガジンに登録してください。無料の〇〇を渡します」といった形で登録を促します。

あなたの提案が十分に魅力的であれば、アドレスを教えてくれます。

私は親向けに中学受験の教材を販売していましたが、その際には、「自主学習するようになる方法」という内容の電子ファイル(PDF)を渡す見返りにアドレスを取得していました。

ただ、ここで大事なポイントなのですが、リストは数だけでなく、質も重要です。

リストをなんのために集めるかと言えば、のちの有料商材の販売に繋げるために集めるわけですよね。

それなのに、あなたの発信する情報に興味がない人を集めても意味ないんです。

いくら人が集まるからといっても、コーチングの見込み客を集めるために、「Amazonギフト券を1,000円分進呈」なんてやっても意味ないです。

それで集まってくる人は、Amazonギフト券に興味があるだけで、あなたやあなたが発信する情報には興味ありません。

こうなると当然ながら有料の商品なんて買ってくれようもありません。

ですから、無料で何かを渡すにしても、見込み客が求めている情報を渡すことです。

例えば、あなたが恋愛のコーチングをしているなら、競馬必勝法のコンテンツではなく、恋愛の悩みに役立つコンテンツをあげてください。

そうすれば、少なくとも恋愛に悩んでいる人がリストとして集まってくることになります。

ランディングページ(LP)でリストを取る

リストを取得する際に作らないといけないものとして、ランディングページというものがあります。よく『LP』なんて言われるものです。(オプトインページとも)

ランディングページとは?

ランディングページは、メールアドレス等の登録を促すページです。

(本来は、お客様が一番最初に訪れるページのことをランディングページと言うのですが、一般的にリストを取るページ=ランディングページとして使われています)

ランディングページは、あなたのブログやホームページ上に作ります。

このランディングページの出来が、あなたのビジネスの成否を左右します。

「ページの出来」というのは、見た目の話ではありません。

大事なのは、お客様の悩みや理想の姿をちゃんと捉えていて、「悩みの解消や理想の実現のために、この情報が役にたちます」とアピールできていることです。

「お客様の欲をちゃんと理解できているか?」

これに尽きます。

ここが外れていると、何十万円もデザインをがんばっても、まず登録してくれません。

私が中学受験のビジネスでリストをとっていたときは、デザインなんて二の次でした。でも、ちゃんと登録してくれました。

見た目ボロでも味がよかったらラーメン屋には人が来ますよね?

でも、見た良くても味がイマイチだったら人は来ません。

これと同じことです。重要なのはコンテンツです。

「あなたが集めたいお客様」が求めているものを提供しましょう。

ランディングページの書き方

「リストを取るのはわかったけどランディングページって何を書けば?」という疑問は当然ながら出てきますよね。

細かく書くとこの記事中には書ききれないので、圧縮してお伝えします。

ランディングページを書く際には、『型』に沿って書くことをおすすめします。

人が反応する文章の書き方なんてのは決まっていて、型通りに書くことが、最も間違いないです。

型といってもいくつかあるのですが、その中でも私がよく使う型を一つ教えます。

それは『PASONAの法則』と呼ばれるものです。

PASONAの法則

  • P(Problem)・・・問題提起
  • A(Agitation)・・・問題点の炙りたて
  • So(Solution)・・・解決策の提案
  • N(Narrow Down)・・・絞り込み(行動する理由づけ)
  • A(Actioon)・・・具体的行動を促す

という各構成要素を、P→A→So→N→Aの順で書いていくと、読者が反応してくれやすい文章が出来上がるという法則です。

例えば、あなたが恋愛コーチングを販売するために、恋愛についてのメルマガを発行するなら、次のような書き方になるでしょう。

P(Problem)・・・問題提起
「30歳を過ぎても女性と手を繋いだことがない、と自虐的な気持ちになることはありませんか?」

A(Agitation)・・・問題点の炙りたて
「このままじゃやばい、と思って合コンに行ったり、女性と話すための訓練をしたことがありませんか?でも、その度に結果が出ずにかえって自信を失っていないでしょうか?それは、あなたが抱えている本質的な問題を解決する手段ではなかったからです」

So(Solution)・・・解決策の提案
「あなたが女性に縁がないのは、出会いがないからでも、コミュ力がないからでもありません。あなたの潜在意識の問題です。潜在意識下で女性に対して恐怖心があるので、全てがうまくいかなくなってしまっているんです。それを治しさえすれば、あなたは他の人と同様に女性から愛されるようになります。その方法をこのメルマガで無料で教えます」

N(Narrow Down)・・・絞り込み(&行動する理由づけ)
「このノウハウは、20年間以上生きてきても、女性とろくに手を繋いだことがないというくらい女性と縁がない人向けのコンテンツです。現在は無料ですが、いずれ1万円以上の有料のコンテンツとして販売しようと考えています。無料で手に入るのは今だけです」

A(Actioon)・・・行動を促す
「ノウハウを学びたい方は、下のメルマガフォームに自分のアドレスを登録してください。登録すれば、明日から無料で毎日1通ずつメールが配信されます。無料で提供するのは今だけなので今すぐ登録してください。」

もっと具体的にメルマガでどんなテクニックが教えてもらえるのかという情報は必要ですが、おおむねこのような流れで書けばランディングページが出来上がります。

型に沿って書くことは前提として、とにかく大事なのは相手の悩みに寄り添ってあげて、求めている情報を提案することです。

ドンピシャで相手が求めているものが提案できれば、文章が下手でもあなたにアドレスを教えてくれます。

このような「買いたくなる」「登録したくなる」文章の書き方のスキルを、『コピーライティング』と言います。

コピーライティングに関して詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

ランディングページの設置の仕方

ランディングページを設置するのは、ブログ上でもホームページ上でもかまいません。

設置といっても、記事を書くだけなんですけども。

大事なのは、「人が来るところ」に設置することです。もしくは、設置したところに人を集めることです。人がこなければどんなにいいランディングページでも意味がありません。

さて、どこにランディングページを作るかというと、主に、無料ブログかワードプレスかの2択になります。

  • 無料ブログ・・・アメブロやはてなブログなどの無料ブログサービスを用いて作成したブログ。維持費無料。同じサービス利用者からのアクセスを集めやすい。検索上位表示には不利。アカウント凍結、記事削除リスクあり。
  • ワードプレスのブログ・・・自分でドメインとサーバーを契約して、ワードプレスというブログ作成ツールで作成したブログ。維持費年間1万円前後。検索上位表示に有利。アカウント凍結や記事削除のリスクなし。

アメブロなどの無料ブログであれば、運営から消されるという危険はあります。ただし、同じブログユーザーからのアクセスを集めやすいです。

無料ブログの場合は、普通に記事としてランディングページを作成すればいいです。常に最新記事にしてブログの一番上に表示させておきましょう。また、各記事からランディングページに飛べるようにリンクを貼るのがいいでしょう。

一方、ワードプレスでページを作るにはドメインやサーバー代がかかりますが、消される心配はありません。ただ、無料ブログと比べると、人を集めるのに時間がかかります。検索上位に表示させないといけないからです。

ワードプレスの場合は、ページのカスタマイズの自由度が高いので、その分登録してくれる可能性が高いランディングページが作れます。(テーマ、cssやテンプレートへの理解が必要です)

無料ブログにしても、ワードプレスにしても、今、あなたが集客できている媒体(ブログやホームページ)に作る方が、より早く結果が出せます。

メールフォームでアドレスを集める

ランディングページからどうやってメールを取得すればいいかというと、メールを入力するフォームを設置すればOKです。

無料のものであれば、グーグルフォームやフォームメーラーなどが利用できますし、有料であれば各種メルマガ配信スタンドが利用できます。(ちなみに、グーグルフォームは無料で高機能ですが、自動返信メールを作りにくいです。)

これらのフォームはページに直接埋め込むこともできますし、入力画面へ移動するためのURLを貼っておくこともできます。

成約率の観点からは、ランディングページ上に直接埋め込んだ方がいいのですが、質問項目が多いなど事情があるなら別途入力画面に飛ばしてもかまいません。

ちなみに、ページへの埋め込みは、HTMLをコピペします。フォームサービスごとにやり方がヘルプで解説されているはずです。

いざフォームが設置できたら、準備完了です。メールがフォームに入力されればあなたのもとに登録したアドレスが知らされますから、そのアドレスに今後はメッセージを送っていけばいいんです。

ランディングページに人を集めるためには

さて、ランディングページを作ってメールアドレスを収集できる状態にはしましたが、そのランディングページに人が来てもらわなければ、登録者は発生しませんよね。

では、どうやって人に来てもらうのでしょうか?

これはたくさんの手段があるので、別の機会で話ししたいのですが、主に2つの方法があります。その2つとはこれです。

ランディングページに人を集める方法

  1. 有料で集客する・・・広告、ツール、アフィリエイト
  2. 無料で集客する・・・SEO(検索エンジン対策)、SNS、Youtube、無料ブログユーザー

有料の集客手法はかかる時間が少なくすみますが、費用がかかります。

無料の集客手法は、一般的に時間は要しますが費用は少なくて済みます。

あなたの予算に合わせて考えて欲しいのですが、正直言えば両方展開して欲しいとは思います。

あなたは個人でビジネスをやっているわけですから、なるべく早く結果を出さないといけませんよね。

SEOで検索上位表示され人が来るようになったり、Youtubeが見てもらえるようになったりするためには、それこそ何ヶ月もかかりますから、それまでに資金が尽きてしまいます。

ですから、少額でも広告を出したりツールを回すことで、早く売上を挙げられますし、PDCAを短期間で回すことができます。

広告には検索画面に広告を表示するリスティング広告や、SNS上に広告を表示するSNS広告、他人のメルマガに広告を出すメルマガ広告などがあります。

あなたが想像する以上に簡単に広告が出せますので、どの広告がいいか調べてみてください。個人的には、フェイスブック広告がおすすめです。審査が比較的ゆるく、使いやすい上、単価も低く抑えられるケースが多いからです。

あなたが扱う商材によって、適する広告媒体は異なるのでいろいろテストするといいでしょう。

お金を使うのが嫌(広告を出すのが嫌)であれば、SNSと無料ブログが現実的な集客手段として利用できます。

SNSはこちらから能動的に情報を発信して興味がある人にリーチできますし、アメブロやはてなブログなどの無料ブログなら、同じサービスを利用しているユーザー間の結びつきが強くため、SEOの上位表示を狙うよりも比較的人が集めやすいです。

ただし、SNSや無料ブログで人を集めるためには、継続的で有益な情報発信が欠かせません。

継続的に情報発信をする余裕があるなら、無料ブログにランディングページを設置して、定期的に記事を更新しつつSNSで集客するのがおすすめです。

ちなみに、並行してSEO(検索上位表示)を狙って専門サイトを運営したり、Youtubeを始めたりするのもいいのですが、それなりに労力と知識が必要なので事前の戦略立案が重要となります。

SEOやYoutubeは、テーマとキーワード選定が非常に重要で、継続的に情報発信すればいいというものではありません。しかも記事の量と質の両方が必要です。

SEOを狙ってサイトを立ち上げたり、Youtubeチャンネルを立ち上げたりする際には、十分に競合を調査して、食い込める余地があるかを調べることが欠かせません。

自分の提供する情報が、専門性が高く競合が弱いのであれば十分に検討する余地はありますが、事前に詳しい人に聞くか、ちゃんと勉強してからにした方がいいです。

ただ、一度アクセスが集まるようになれば、ほぼ手放しで一定のアクセスが見込めるので、恩恵は非常にでかいです。

メルマガ配信スタンド

リストに対してメルマガを配信するなら、メルマガ配信スタンドを利用することを推奨します。

一応、リストが少ないうちは、自分が持っているアドレスから普通にメールを送る要領でメルマガの配信ができますが、うっかりto.やcc.で全員に送信してしまったら個人情報流出ですから、まずいことになります。

そして何より、配信とリストの管理が面倒くさいです。

そこで、メルマガの配信のために、メルマガ配信スタンドというものがあります。

メルマガ配信スタンドでは、リストの管理と、リストに対してのメールの一斉配信ができます。これで配信の手間がかなり少なくなります。

私が利用したことのあるうちからおすすめを紹介するなら、低コスト重視ならオレンジメール、多少コストがかけられるならMyASPがおすすめです。

オレンジメールはリストが一定数以内であれば無料で利用ができるので入門にもおすすめです。

MyASPはメールサーバーも準備してくれるプランならメールの到達率が高くなりますし(迷惑メールになりにくい)、なにかと多機能なので便利です。

もちろん、メルマガ配信スタンドは多くの種類が存在しますから、これに限らなくても構いません。

メルマガ配信スタンドとフォームは連携できますから、メルマガ配信スタンドを契約するならフォームはメルマガ配信スタンド側で作られるものを利用した方が便利です。

ステップメールの送り方

さて、ここまでリストを取る方法について解説してきましたね。

ここまでいいでしょうか?

けっこうややこしい話もしているので、少しわかりにくいと感じる方もいるかもしれません。

わからない箇所は何回も読み返していただくか、ツイッターやメールで質問いただければと思います。

では、取ったリストをどうするかをお話ししていきます。ここから売り込みに入っていきます。

リストを集めたのはなんのためでしたでしょうか。

有料の商品を売り込むためですよね。

でも、いきなり有料の商品を売り込んではダメです。いきなり売り込んでも売れません。

有料の商品を売り込むには、段階的にお客様を教育していきます。

ここでいう教育とは、あなたの商品に価値を感じてもらうために、商品やノウハウに関して理解を深めてもらう行為を言います。

この教育のために、何通かに分けてメールを配信していきます。

これを『ステップメール』と言います。階段のように段階的にメールを送っていくので、”ステップ”メールというわけです。

ステップメールは、教育パートとセールスパートに分けられます。

ステップメールの2つのパート

  1. 教育・価値提供パート・・・お客様への価値提供。あなたを信頼してもらうために送る。
  2. セールスパート・・・有料商品を売り込むための教育。有料商品を買いたくなってもらうために送る。

教育・価値提供パート→セールスパートへと移行します。世間の稼げる系ウェブプロモーションは、いきなりセールスパートに入ることが多いです。

アンケートを取る

ステップメールの書き方に入る前に、重要なことをお伝えします。

極力、お客様からアンケートを収集することです。もしくは、お客様とコミュニケーションをとることです。

なぜかといえば、その方が売れるからです。

お客様に少しの行動をさせると、他の行動もしてくれやすくなります。

ですから、些細なアンケートでも回答させることによって、行動グセをつけさせられます。これによって、購入するという行動に対して、心理的なハードルが低くなるのです。

また、お客様の本音を聞くことによって、「何を知りたいのか」「どうなりたいのか」といった情報が手に入ります。

これは、セールスするのにも、商品を作るのにも、集客するのにも、全てに役立ちます。

お客様とコミュニケーションをするというのは、いいことしかありません。ステップメールの合間に、積極的にアンケート収集や相談の機会を設けましょう。

教育・価値提供パートのステップメールの書き方

教育・価値提供パートのメールでは、読者の理想を実現するために役立つ情報や、悩みを解決するために役立つ情報を提供します。テクニック的なことが喜ばれます。

もともと、メルマガに登録してもらう時に、メルマガのコンセプトを伝えていると思いますが、それからずれないようにすることです。

ここでポイントなのは、行動して結果を出してもらうことです。

ささいなことでもいいのですが、読者にこれまでの日常の変化を感じてもらうこと。

これはあなたを信頼させるために抜群の効果があります。

例えば、恋愛テクニックで言えば、「出会い系アプリでマッチングを初めて成立させる」「デートの約束をこぎつける」など、具体的成果を出させることです。

そのためのテクニックと知識を提供してください。小さく行動を細分化して、教えてあげるんです。

それに成功すれば、読者はあなたを信頼しますから、非常に商品を買ってくれやすくなります。

セールスパートのメールでは、あなたの商品を売り込んでいきます。

とはいえ、いきなり「19,800円で募集します!さぁ買ってください!」という風に宣伝するわけではありません。

このセールスパートのメールにも、型があります。型に沿って徐々に売り込んでいきます。

続いて、セールスパートのメールについて解説していきます。

セールスパートのステップメールの書き方

いよいよステップメールで有料商品のセールスに入っていきます。

ここで用いるのは、いわゆる『プロダクトローンチ』と呼ばれる手法です。

プロダクトローンチとは、情報商材のネットプロモーションで用いられる手法で、短期間で数億円の売上を上げることが可能なテクニックです。

もともと昔は、セールスレター(販売ページ)へ直接読者を誘導していましたが、より反応率を高めるために、セールスレターの内容を分割して段階的に情報を読者に届ける手法が取られるようになりました。これがプロダクトローンチです。

「プロダクトローンチ」という言葉に、中には「怪しいビジネスで使う手法」なんていうイメージがある方もいるかもしれません。

また、巨額の広告費を投入できる企業にしか使えない手法だと思う方もいるかもしれません。

でもそれは誤解です。

プロダクトローンチ自体にはなんの罪もありませんし、個人でも応用できます。やることとしては、単純にセールスレターの内容を分割して送るだけなんですから、手法自体になんの違法性も罪もありません。

このプロダクトローンチを用いることによって、あなたの商品の購入率が飛躍的に上がります。お客様の心理を、買う準備万端な状態にできるからです。

例えば…恋愛で考えて欲しいのですが、魅力的な人物がいたとしても、出会った初日に「結婚してください!」と言われたら「えっ?えっ??」となってしまいますよね。

まずは食事に行ったり、遊びに行ったりしながら「ちょっといいかな…」から「好き」になっていくと思うんですよね。

プロダクトローンチは、それと同じで、見込み客をデートに連れ出しているようなものだと思ってください。お客様を、だんだんとあなたに夢中にさせられるんです。

では、プロダクトローンチを用いたステップメールの送り方について解説していきます。

プロダクトローンチを使ったステップメールの構成

プロダクトローンチを取り入れた、ステップメールの構成について解説します。

プロダクトローンチ型ステップメールの構成

  1. 1通目・・・プロジェクト開始&実績提示
    特別なプロジェクトが開始したことや、商品の公開を進める準備をしていることをセンセーショナルに告げる。また、自分の実績や他人の成功事例を示して、期待感を煽る。大事なのはお祭りが始まった感。
  2. 2通目・・・問題点の指摘と炙りたて
    読者の悩みにフォーカスし、読者が成功できない原因を明らかにする。その問題点が解決できないことに対して、「自分もそうだった」と共感をしてあげる。
  3. 3通目・・・ストーリー&解決策の提示
    自分がどん底から成功するまでをストーリーとして提示する。加えて、自分を救ってくれたノウハウや考え方を明らかにして、それを読者にも共有する準備を進めているという話をする。これによって、読者と同じかそれ以下のレベルからでも成功できると共感させる。。ただしコンセプトの説明だけに留める。
  4. 4通目・・・実演または成功者の声&絞り込み
    ノウハウを実行したことによって成功したお客様の声を教える。そのノウハウを用いたことによる実績を示す。ツールのようなものであれば実演動画も効果的。また「こんな人は続きをみてください。逆にこんな人は続きをみないでください」と、商品を購入する対象を限定する。これにより残ってくれた人の購入率が上がる。
  5. 5通目・・・行動の教育
    募集の最終予告を行う。商品購入によるベネフィット、商品を買わないことによる損を具体的に描く。行動する人が成功することを教育する。数量や期間を限定する。商品の希少性、特別感を煽る。
  6. 6通目・・・セールスレター(販売ページ)
    募集開始を告げてセールスレターに誘導する。
  7. 以降のメール
    セール期間に応じて、何度か募集中である旨のメールを送る。場合によっては値下げなどを行う。募集期間が終了したら、一旦募集終了であることを告げ、今後も有益な配信を行うことを宣言する。

これがプロダクトローンチのステップメールの構成です。ふつうに公開してしまいましたが、十万円以上の金額を取って教えているところがほとんどの有料級の情報です。

ランディングページのところで、PASONAの法則について解説しましたが、それと似た構成になっていることがわかるでしょうか。

それもそのはず。ちらっと言いましたが、プロダクトローンチはセールスレターを分割したものだからです。(セールスレターでもPASONAの法則は用いられます)

人間は、商品を購入するまでに心理が徐々に変化していき、購入を決断するわけですが、その心理変化に沿ってプロダクトローンチは構成されています。

そのため、ただメールを読んでいるだけで、だんだんと商品が欲しくなってしまうというわけです。

これを使えるようになると、商品の販売がかなり容易になるので、あなたのビジネス活動にかなり大きな恩恵があります。

プロダクトローンチについて詳しく知りたい方はこちらの書籍がおすすめです

セールスレターの書き方

ステップメールの最後は、セールスレター(販売ページ)に誘導します。

セールスレターは、ヘッドコピーとボディコピー、追伸から成り立っています。

ヘッドコピー(キャッチコピー)→ボディコピー→追伸

という流れとなります。

セールスレターは、ランディングページと同様に型があります。書き方について、それぞれ分けて解説します。

ヘッドコピーの書き方

セールスレターを開いた瞬間、目に入ってくる大きな見出し文字のことをヘッドコピーと言います。

このヘッドコピーは、とにかくお客様の興味を引いて、続きを読ませるために書きます。ここで興味を引けなかったらお客様はページを離れてしまうので、一番大事な要素です。

ヘッドコピーに加える要素は以下です。これらの要素を全部入れられるのが望ましいです。

ヘッドコピーに加える要素

  • 結果・・・商品によってどうなれるか
  • ベネフィット・・・得られるプラスの感情、避けられるマイナスの感情
  • 限定性・・・数量限定、期間限定、他商品との差別化
  • 意外性・・・インパクトの強い単語、一見関係ないもの、新規性のあるもの
  • 具体性・・・数字、行動、期間、ストーリーなどイメージを補助するもの
  • 反社会性・・・道徳的・倫理的論争を引き起こしそうなもの
  • 簡便性・・・簡単さを強調する
  • 強い単語・・・インパクトのある言葉を使う

ヘッドコピーの表現にもいくつか型があります。

ヘッドコピーの型

  • 証言型:〜な私でも〜できました
  • 質問型:〜で〜できるって本当?
  • 提案型:〜で〜なる方法があるのですが
  • 断定型:私に〜すれば〜できます
  • 限定型:たった〜日間で〜になります
  • 教育型:〜するのに、〜する必要はありません
  • 予言型:〜日後、あなたは〜になります
  • ストーリー型:〜すると〜になりました
  • 呼びかけ型:〜な人は他にいませんか?

などです。

組み合わせて、

  • なぜ、〜だった私が〜するだけで〜になれたのか?
  • 〜するとみんなが笑いました。しかし〜すると…
  • たった〜をするだけで〜した秘密の方法をこの場でこっそり教えたいのですが…
  • 〜するのに〜する必要はありません。〜するだけでいいのです。〜になれる方法を知りたい方は他にいませんか?

といった表現も可能です。

反応の取れるコピーは、このようにパターンが確立されているので、これらを参考にしてみてください。

セールスレターの書き方について詳しく知りたい方はこの書籍がおすすめです

ボディコピーの書き方

ボディコピーには型があります。

私がよく使うのは、『PASONAの法則』と『QUESTフォーミュラ』です。

それぞれどんな型なのか紹介します。

まず、ランディングページのところで紹介しましたが、PASONAの法則は以下の通りです。

PASONAの法則

  • P(Problem)・・・問題提起
  • A(Agitation)・・・問題点の炙りたて
  • So(Solution)・・・解決策の提案
  • N(Narrow Down)・・・絞り込み(行動する理由づけ)
  • A(Actioon)・・・具体的行動を促す

一方で、QUESTフォーミュラは以下です。

QUESTフォーミュラ

  • Q(Qualify)・・・ターゲットを絞り込む
  • U(Understand)・・・読者への理解を示す
  • E(Education)・・・解決方法を教育する
  • S(Stimulation)・・・欲を刺激する
  • T(Transition)・・・(購入者へと)変化させる

どちらの型も効果があるとして広く用いられています。

ランディングページのときみたいに、簡単な例文を作ってみましょう。

恋愛ノウハウが商品の場合、以下の通りになります。

PASONAの法則の場合の例文

  • P(Problem)・・・問題提起
    なぜ、いい人ほど女性には縁がないのでしょうか?
  • A(Agitation)・・・問題点の炙りたて
    実はいい人らしい振る舞いというのは、女性の本能からは「生物的に弱い」と判断されてしまいます。いい人としての行動をとり続ける限り、あなたは女性とは友達止まりになってしまいます。
  • So(Solution)・・・解決策の提案
    性格を変える必要はありません。ただ、振る舞い方と言葉遣いを変えればいいのです。どう変えればいいのでしょうか?そのノウハウをこの教材にまとめました。
  • N(Narrow Down)・・・絞り込み(行動する理由づけ)
    このノウハウは、いい人止まりでなかなか恋愛に発展させられないという男性専用のものです。現在、モニター価格でいまだけ半額で販売しています。
  • A(Action)・・・具体的行動を促す
    モニター価格の販売は、人数を限定しています。30名だけの限定販売とさせていただきます。価格は、本来19,800円のところ、9,800円でお譲りします。購入を希望される際は、下のフォームから名前とメールアドレスをご記入ください。決済用のメールがすぐに届くので、そこに書かれている方法にてお支払いください。お支払いが確認できたら、メールで教材をお送りします。

かなりはしょってはいますが、このような流れになります。

続いて、QUESTフォーミュラで同じ商品を販売するセールスレターを作ってみましょう。

QUESTフォーミュラの場合の例文

  • Q(Qualify)・・・ターゲットを絞り込む
    「内面も外見も磨いているはずなのに、友達止まりになってしまってなかなか彼女ができない。いい加減でチャラくて中身すっからかんの男にはすぐ彼女ができるのに、なぜまともなオレには…!?」とお悩みではないですか?
  • U(Understand)・・・読者への理解を示す
    「いい人止まり」になっているのは理解しても、それをどうしたら脱却できるかは皆目見当がつきませんよね。いい人を止めようと思っても、生まれついての性格だから、「悪い人」らしい振る舞いをするのも苦しくありませんか。でも、、、このまま彼女ができず、周りの人間に彼女ができたり結婚したりするのを眺めて何年も過ごすのは苦痛ですよね。
  • E(Education)・・・解決方法を教育する
    実は「いい人」というのは、性格の問題ではありません。行動パターンの問題なのです。ある特定の行動パターンをしてしまうと、女性には「いい人」という烙印を押され、生物的に弱いと判断されてしまいます。結果、彼女ができにくくなります。では、いい人とみられず、「生物として強い」と思ってもらう行動パターンとはなんでしょうか?実は、その秘密を、この教材にまとめました。
  • S(Stimulation)・・・欲を刺激する
    この教材さえあれば、あなたは性格も容姿も変えていないのに、突然女性の反応が変わります。ただ会話中に”ある仕草”をしたり、LINEのメッセージをちょっと変えたりするだけです。それだけであなたは、女性の心のバランスをかき乱し、種の保存欲求をグリグリ刺激する存在になります。記憶に残らない「いい人」ではなく「気になるアノ人」へと昇華できるのです。
  • T(Transition)・・・(購入者へと)変化させる
    ただし、このノウハウが広まりすぎると、塾生ばかりが綺麗な女性を独占することになってしまい、モテない「いい人」から嫌がらせを受けるかもしれません。私はビビリなのでそれは避けたい…。そこで、後の人ほど参入障壁を高くします。今なら、19800円のところ、30名限定で9800円でこの教材をお譲りします。効果を実感してからお支払いして欲しいので、60日間の全額返金保障をつけます。今決断しないでいいのです。まず決済だけして、先に商品を受け取ってください。60日間以内ならお金を返します。20名限定で、こちらから申し込みをしてください。

簡単ではありますが、これがセールスレターのボディコピーのおおまかな流れです。

もっと詳しく説明できるのですが、ひとまずこの2つの型を使って文を考えるようにしましょう。

追伸の書き方

追伸は、セールスレターの最後につけるあとがきみたいな文章です。

なぜこれが重要かというと、ヘッドコピーに次いで読まれるからです。

セールスレターは長いので、いったんレターのページに来たお客様は、一番下までスクロールします。そして追伸が目に入るのです。

追伸の役割は2つあります。

  1. セールス色を和らげる
  2. 重要なことを知らせる、思い出させる

キャッチコピーを目にしたお客様は、すでに売り込まれている感を感じていますが、興味がそれに勝っているので続きを読む気になってくれています。

しかし、追伸でも売り込み感満載でガンガン行くと、興味がまだ弱い状態なので引かれてしまいます。

そこで、理念や想いを語るなどして、「いい人」感を演じることによって、お客様の心を休ませることができます。

これは、十分にセールスレターを読んで興味を持ってくれた方にも有効で、最後にいい話をして締めることで、信じてもいいのかなと思ってもらいやすくなり、購入の決断を後押ししてくれます。

また、追伸の中で、得られる結果、数量や期間を限定している点や、特典をつけている点を再度述べることで、流し読みをしている人にそれらを告知することができます。流し読みしていない人にも思い出してもらえます。

結果、前にもどって読み直す理由を作ることができるのです。

CTA(コールトゥアクション)について

読者に購入を促すことを、CTA(コール・トゥ・アゥション)と言います。

これをしないと商品買ってくれません。

たまにあるんですよね、CTAがないLPとかセールスレターが。読者は何したらいいかわからないんですよ、これがないと。

”具体的”に商品を購入するために何をしたらいいかをちゃんと説明してあげましょう。

  • どうやって申し込むのか。フォーム入力するのか電話をかけるのか
  • フォームはどこにあるのか
  • フォームに何を入力するのか
  • 支払い方法は何があるのか
  • 商品はどうやってとどくのか
  • いつまでに手続きしないといけないのか
  • どういう方法で商品は届くのか
  • 値段はいくらなのか
  • 購入すると不利益を被らないか
  • 返品返金はどうすればいいのか

というのをちゃんと書いてあげてください。

大事なのは「ちゃんと押す」ことです。

「まぁ自分ではいいものだと思ってるけど、買うか買わないかはあなたの自由だからどっちでもいいよ」だと買ってくれません。

はっきりと、「あなたが状況を変えたいならこの商品を買ってください」と言ってあげましょう。

あなたがいい加減なものを販売しているのでなければ、悩みを持っているお客様の現実は、それを買わないと変わりません。遠慮するとお客様の人生は変化しないし、悩みは消えないんです。

お客様を助けるために、必ず断固として売り込んでください。

「こんな商品でもいいのかな?」と思ってしまう場合は、根本から間違っています。まずは商品をしっかりさせてください。

リスクリバーサル(返金保証)

お客様のリスクを排除してあげて、不安を解消することによって購入しやすく手法をリスクリバーサルと言います。

お客様にとって、商品を買うのはリスクです。

お金を払って結果が出なかったらどうしよう…
商品が送られてこなかったら…
詐欺じゃないのか…

そんな不安で頭の中がいっぱいです。それらを排除してあげれば、購入へのハードルがぐっと下がります。

その代表的な手法は、「返金保証」です。

「いつでも結果が出なかったら返金します」「60日以内なら無条件で返金します」「実践して効果がなかったら返金してさらに慰謝料を払います」などというように、返金の保証をつけるんです。

「返金の嵐で赤字になっちゃうんじゃ」と思うかもしれませんが、返金なんて滅多に来ません。もし、たくさんくるというのであれば、それは商品が悪いか過大広告です。

売上を伸ばしたいと思うなら、返金保障は必ずつけましょう。

また、メールアドレスや電話番号などの個人情報が流出する危険を感じている場合もあるので、それらの流出の心配もないという説明をしてあげましょう。

とにかく、「お客様には1mmもリスクを残さない」というのが重要なポイントです。

ちなみに返金保障について言及するのは、セールスレターで言えば価格と商品内容を説明し終わった直後です。

バックエンドで売上を重ねる

商品を買ってくれた直後のお客様は、「次の商品をもっとも買ってくれやすい状態」のお客様です。財布を開けた状態なのですから。

この機会に次の商品を売り込まないのは非常に損です。

最初に販売する商品をフロントエンドと言いますが、フロントエンドを買ってくれたお客様に続いてセールスする商品をバックエンドと言います。

このように続いてバックエンド商品をセールスしていくのは、ビジネスにおいて非常に有効な手段です。お客様ひとりあたりの売上期待値を改善できます。

ちなみに、フロントエンド商品よりサービス・機能が充実したより高額の商品を売り込むことをアップセル、抱き合わせで異なる商品やサービスを購入させることをクロスセルと言います。

バックエンドの売り方

  • アップセル:上位商品
  • クロスセル:関連商品

例)
飲食店で下位のコース料理を頼んだら、より上位のプランを勧められた場合はアップセル。「ついでにお飲み物はどうですか?」と言われたらクロスセル。

(この辺は人によって定義がバラバラだったりしますけどね。定義の話なんでなんでもいいのですが)

さて、バックエンドの売り方について解説しましょう。

まず、『ワンタイムオファー』という方法があります。

申し込み直後に別なセールスレターが出てくるあれです。

やり方としては、フォームへの申し込み直後に、バックエンド商品のセールスのページに自動遷移させます。たいていのフォームには、申し込み後に別なページへ移動させることができるのでその機能を使うのです。

「今ここだけのご提案ですよ」「今買えば普通より安いですよ」と、ページを閉じたら手に入らないことを強調したセールスページを用意します。

購入への心理的ハードルが下がった状態で、限定感を押し出せるのでかなりの高確率で購入にいたり、売上を伸ばせます。最初の商品を買ってくれた人の6割が購入に至ることもあるようです。(あまり高い商品をぶっこむと買った後クレームになりやすいんですけどね)

他に、メールや電話による再オファーを行うという方法もあります。

フロントエンドを買ったお客様に、後日バックエンド商品をメールや電話などで売り込むという手法も有効です。

購入後フォローを兼ねられるので、時間と費用がかけられる人にはおすすめです。

ということでバックエンドについて解説しましたが…やってはいけないことがあります。

「バックエンドを買わないとそもそもフロントエンドも成り立たない」というセールスの仕方をしてはいけません。それはビジネス的にも倫理的にもダメです。

あくまでちゃんとフロントエンドで商品は完結させるべきです。さらにその先へ進みたい方や、より短期間・低労力で成果を出したい方のためにバックエンドをアップセルしてください。

購入後のフォロー

購入してくれたら「はい、ありがと。じゃあね」で終わりではありません。

セールスを強くやればやるほど、商品が高額なほど、お客様は一日経つごとに購入したことを不安に思い始めます。テンションが急降下するのです。

すると「返金して欲しい」と言いだす人が出てきます。

それを防ぐためには、なるべくテンションの降下を緩やかにしてあげる必要があります。

具体的には、電話フォロー、フォロー用のステップメール、マニュアルページ、イベントや追加の特典などを提供することで購入後のテンションを維持することができます。

返金保障はつけるべきなのですが、返金されると広告費や教材費分、丸損なので、なるべく返金率を低く抑えましょう。

なお、もっとも効果のある返金対策は、「ちゃんとした商品を渡すこと」です。

セールス後のリストの活用方法

セールスが終わったあとのリストはどうすればいいのでしょうか?

なるべく継続して情報発信をして、リストとの関係を維持しましょう。

リストがあなたから離れる原因で一番大きなものは、「忘れられる」ことです。

ですから、定期的にメールを送って、有益な情報発信を心がけましょう。無益な情報を発信していたら読者は離れていきますから、あくまで有益な情報発信をしてください。

有益な情報を発信していても、配信のタイミングで配信解除が一定数出ますが、それはそもそも買う可能性のない人なので気にしなくていいです。むしろ、ちゃんと届いているんだな、くらいに思ってください。

有益な情報発信とは、アフィリエイトも含みます。

リストの人たちにとって、役に立つと思えば、自分の商品でも他人の商品でもガンガン売っていくことです。

それがいい情報、いい商品であれば、むしろリストの関係性が強化されます。

その他特殊なテクニック

今回、リストをとってからステップメールを送り、セールスにつなげていくという方法を解説させていただきましたが、これが必ずしも正解とは限りません。

商品が低額な場合や、緊急性を要する商品の場合、またはサブスクリプション型のサービスの無料お試しの場合などは、リストを取らずいきなりセールスレターを投げて売ってしまうという手もあります。(買ってくれたリストはその後も使いましょう)

商品自体の緊急性やニーズが低いほど、または価格が高いほど、セールスにいたるまでの期間を長くとる必要があります。

また、ランディングページでは電話番号だけ取得して、いきなり電話でセールスをするという手法もあります。

何がベストかは、取り扱う商材や業界によって異なります。テストをしながら何がベストかを探るといいでしょう。

商品(コンテンツ)について

集客と販売ができていれば、あとは商品を渡すだけです。

ただし、「商品を渡す」と言っても、商品の作り方についてちゃんと教わった方はいないかと思います。

そこで、商品の作り方について解説していきます。

商品の形態

ひとくちに商品と言っても、様々な形態のものがあります。

商品の形

  • 電子ファイル(PDF、音声、動画)
  • カリキュラム
  • サロン、コミュニティ参加
  • コンサルティング、セッション
  • 物、受注制作
  • セミナー
  • ツール
  • フランチャイズ契約、業務委託

業界で似たようなビジネスをしている業者がいる場合は、商品の形態を変えることによって差別化をすることができます。

お客様の成功のためにもっとも適している、と思う形態で商品を作りましょう。

商品コンセプトのポイント

「どんな商品にするか」という商品コンセプトについては、いくつかポイントがあります。

  • お客様が求めているものにする
    一番大事なポイントは、お客様が求めているものにすることです。お客様が求めているものを知るには、お客様とコミュニケーションを取らないといけませんね?日頃、無料相談やアンケート収集をして、お客様の求めているものを調査するようにしましょう。そうすればいくらでも商品アイデアが出ます。
  • 結果が計測できる
    どんな結果が、何日以内に得られるのか、具体的に計測できる商品を作りましょう。「やせる下着」ではなく、「着るだけで1ヶ月で8kgやせてデニムが履けるようになる下着」という風に、具体的にするということです。そうでなければ、お客様は商品のメリットが実感できないのです。ですから、具体的数値や具体的結果を表すことが非常に大事なのです。
  • 5w1hが明確
    5w1hとは、Who(だれが)When(いつ)、Where(どこで)、What(なにを)、Why(なぜ)、How(どのように)を指し示す言葉です。先ほどの計測できる結果の話に通じますが、これらが明確になっていないと、「あっ自分向けの商品なんだな」と思ってもらいにくいです。ですから、5w1hが明確な商品にしましょう。
  • 特典をつける
    メインの商品とは別に、特典をつけることをおすすめします。別な商品をおまけとしてあげるということです。ただし、お客様が価値を感じるようなものをあげることです。メインの商品と同等以上の特典をつけることで、購入率が上がります。数は多いほどいいのですが、2個以上あるのが望ましいです。もともとの特典の商品価格が出せるとなお良しです。

このポイントを抑えることで、売れやすいだけでなく、お客様の満足度も上がります。購入後の返金も少なく、次の商品を買ってくれやすくなるのです。

コンテンツの作り方について詳しく知りたい方はこの書籍がおすすめです

まとめ|プロモーションスキルを身につけることで、自分のスキル・知識のマネタイズが自由にできるようになる

今回は、商品を販売するための手法『プロモーション』について解説をしました。

とても長くなってしまいました。部分的にでも、理解していただけたでしょうか?

プロモーションは、あなたの強みを収入に変換(マネタイズ)することができるスキルです。

ここでお話しした手法は多くのビジネスで用いられていますし、私もこの手法を利用して受験関連の情報商材を14,800円で販売していました。

自分で集客・販売・商品作成ができるということは、ビジネスを自分で完結できるということなので、自分でお金を生み出すことができるということです。

他人にコントロールされることなく、あなたのやりたいこと、理念に共感してくれるお客様だけと商売をすることができるようになります。

特に、コーチやコンサルタント、士業のようなお仕事をされている方は、コンテンツが十分に価値があるのに残念ながら集客・販売の部分が弱い傾向にあります。しかし、すでに商品は強力なのですから、プロモーションができるようになれば怖いものなしです

広告やコピーライティングや営業など、部分部分のスキルも大切ですが、もっと重要なのは、ここで話したようなプロモーション活動の全体像が把握できているかどうかです。

プロモーションがわかれば、視座が高くなり、より広くて多彩なビジネス展開が可能になります。

あなたが自分自身を商品としてビジネスをしていきたいのなら、必ずここで紹介したプロモーションというノウハウを身につけてください。

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