コピーライターとしてフリーランスを目指すなら読むべき厳選3冊
この記事はこんな人におすすめです
- コピーライターとして独立を考えている
- 外注ライターをしているがもっと単価を上げたい
- ライター業務をフリーランスとしての収入源にしたい
コピーライターとしてフリーランスになるための重要なスキルは?
今回は、主にコピーライターとしてフリーランスを目指す人におすすめする本を紹介していきます。
コピーライターとして活躍するためには、コピーライティング(セールスライティング)のスキルはもちろん必要です。コピーライティング以前に、文章がめちゃくちゃだったら話になりませんので、正しくわかりやすい日本語が使えることも重要です。
しかし、そのほかにも重要なことがあります。それは「発注側が何を求めているか」という理解をしておくことです。
なぜ?
ピンとこないあなたのために、逆にあなたがもしライターに仕事を出す立場だと仮定して考えてみましょう。
コピーライターに仕事を出す側が考えていること
あなたは企業のマーケティング担当者だとします。自社のメディアサイトを見事、ある検索キーワードで1〜3位に表示されるようにしなければいけません(SEO対策)。それが達成されるかどうかで、あなたの会社の売上は30%〜50%の違いが生じてしまいます。
あなたの責任は重大です。
しかし、自分一人の力では、必要な記事を全て作ることはできません。そこで、外注ライターさんに記事を執筆してもらいます。
試しにクラウドワークスで募集した一人のライターに仕事を依頼してみました。しかし、文章がお粗末で、そのまま記事として公開するレベルに達していません。あなたは全体的に記事をリライトしなければなりませんでした。
もう一人のライターにも仕事を依頼してみました。文章は正しく、わかりやすい文章を書いてくれています。内容としてもそこそこ面白いです。及第点なのですが、商品に興味を持たせるためのセールスライティングが意識されていません。そのため、「読んで勉強になったな、面白かったな」程度の感想で終わってしまう記事になっています。また、SEO対策として、検索で上位表示されるためのキーワードの使い方がうまくありません。あなたは部分的に文章をリライトしなくてはなりませんでした。
もう一人だけ、他のライターに依頼してみました。するとそのライターは、商品に興味を持ってもらうためのセールスライティングの技術は十分で、しっかりSEO対策を意識した記事を短期間であげてきてくれました。あなたは、ほぼチェックだけで記事を公開することができました。
さて、あなたはこのうちのどのライターに仕事を依頼したいでしょうか?
おそらく、最後の、「ほとんど手がかからず、こちらのニーズに応えてくれる」ライターではないでしょうか?
このように、仕事を依頼する側が、「何を求めているのか」を理解して、それに応える技術をあなたが持っていさえすればあなたは価値の高い(貴重な)人材として扱ってもらえるというわけです。
コピーライターとしてフリーランスを目指す人向けの本とは?
では、仕事を依頼する側にとって、価値の高いライターになろうと思ったら、どんな本を選べばいいのでしょうか?今回は、そのようにか価値の高いライターになるために役立つ本を選びました。以下のポイントで紹介しています。
- 正しくわかりやすい文章がかけるようになる
- コピーライティング(セールスライティング)の基礎知識が身につく
- セールスやSEO対策など発注元が求めていることにも対応できるようになる
正しくわかりやすい文章がかけるようになる
文法や文章構成がめちゃくちゃだったらライター以前の問題です。お粗末な記事を提出した途端、あなたには仕事はもう回ってこなくなるでしょう。
正しい文章の書き方をきちんと教わった人は、意外と少ないものです。そのため、間違っている日本語を使っていても気づかなかったり、わかりやすい文章を書くための方法を知らなかったりします。
そこで、まずは正しくわかりやすい日本語を書けるようになるのが出発点です。
コピーライティング(セールスライティング)の基礎知識が身につく
仕事を依頼する側は、最終的になんらかの売上を発生させるためにあなたに仕事を依頼します。アクセスを増やして広告収入を狙っている場合もありますが、自社の商品の販売につなげるための場合もあります。
どちらの場合であれ、読者に興味を持たせる、購買意欲を煽るという点で、コピーライティング(セールスライティング)の基礎知識は必須です。
SEO対策など発注元が求めていることにも対応できるようになる
仕事を依頼する会社は、「外注のライターさんだったら、わかりやすい文章を書いてきたらまぁとりあえず及第点かな…」くらいの期待しか持っていません。ですが、できればコピーライティングのテクニックが使われており、SEO対策として適切にキーワードが使われた記事を書いて欲しいと思っています。
そこに、SEO対策までを意識した高品質の記事を提出すると感動します。あなたはもうその会社から仕事を切られることはないでしょう。
コピーライターを目指す人におすすめの3冊
では、どの会社からも引っ張りだこの人気のコピーライターになるために厳選した3冊の本をご紹介します。
セールスライティング・ハンドブック 「売れる」コピーの書き方から仕事のとり方まで
「セールスライティングのテクニックや基礎知識が一冊にまとまっている本はないの?」と思ったことはありませんか?この本はまさにそれに答えてくれる一冊です。
著者は、ダイレクト・マーケティングを専門とするコピーライターのブライ,ロバート・W.です。25年以上にわたり広告、パンフレットやDM、セールスレター、広報資料、Eメールキャンペーン、ウェブサイトを100以上の企業向けに書いてきた実績を持つ人物です。セールスライティングのテクニックを網羅できます。また、パンフレット、DM(ダイレクトメール)などの宣伝アイテムについてのテクニックも学ぶことができ、ライターとして広い知識を身につけることができます。
一押しポイント
セールスコピーライティングのテクニックや基礎知識が一冊にまとめられており、これを読むだけで効果的なセールスライティングのテクニックを身につけることができる。また、コピーライターとしての情報収集や活動の仕方にふれられており、「コピーライターとして活動するとはどういうことか?」というイメージがもてる。
7つのおすすめポイント
- 見出しの4つの機能と見出しの8つの型を理解して読者をひきつける見出しが書けるようになる
- 他のコピーに埋もれない圧倒的な存在感をあなたのコピーに持たせるUSPのテクニックが使えるようになる
- 明瞭なコピーを書くための11のチェックポイントで、コピーの品質を最大限に高めることができるようになる
- BFDフォーミュラで知性、感情、パーソナルという3方向から見込み客を口説き落とせるようになる
- 効果的なコピーを書くための前準備を確立して、安定的に高品質のコピーが書けるようになる
- ウェブ、Eメール、DM、CM、広報資料、印刷広告のどれにも対応できるようになる
- セールスライターとしての仕事の獲得の仕方やキャリアの登り方を知ることができる
SEOに強い Webライティング 売れる書き方の成功法則64
「えっ、SEO?」と思った人もいるかもしれません。なぜ私はあなたに、SEO関連の書籍をおすすめするのでしょうか?それは、発注側の意図を汲めるようになった方が、コピーライターとして活動しやすくなるからです。
SEOの知識があれば、自社メディアを検索上位に表示させたい企業のマーケティング担当者にアピールすることができます。「ただ単にうまい文章が書ける」というレベルから脱出することができます。また、自分のブランディングのために何らかのサイトを運営するときに、そのサイトを検索上位に表示するためにもSEOの知識は役にたつでしょう。
そこで、この本は、SEOを意識したライティングについて書かれているので、ライティングとSEOの両方を同時に学ぶことができます。WEBで読者に読んでもらいたい文章構成や、コピーライティングの知識についても書かれているので、これ一冊を読み込むだけでもライターとしてなかなかのレベルに到達できるでしょう。
一押しポイント
SEOとWEBでの記事のライティングの知識について同時に学ぶことができ、ライターとしての付加価値を高めることができる。仕事が取りやすくなり、受注単価も上げられる。
7つのおすすめポイント
- Webメディア特有の注意点について理解して、Webメディアでの効果的なライティングができるようになる
- SEOにおけるキーワードの重要性を理解して、キーワードを意識したライティングが可能になる
- Webライティングでの正しい見出しの書き方のルールを理解してSEOに効果的な見出しを書けるようになる
- 一瞬で読者の目を引きつけるキャッチコピーの15の成功法則を理解できる
- 読者を買う気にさせる8つのテクニックを使えるようになり、成約率を向上させられる
- ロジカルライティングで読者を離脱させないわかりやすい文章を書けるようになる
- AIDCASの法則でお客の購入に至る心理的なプロセスを理解して売れる文章が書けるようになる
文章力の基本
あなたは、文章の書き方についてしっかりと教えてもらったことはありますか?
おそらく、ないのではないでしょうか。せいぜい、作文でちょこっと添削されたくらいではないでしょうか。私が文章の書き方を本格的に教わったのは、大学に入って論文を書くようになってからです。それまでは国語の勉強はさせられましたが、文章の正しい書き方についてはろくに教わりませんでした。
文章の書き方をしっかりと教わった人は少ないものです。みんな”なんとなく”書いています。ですから、実は間違った書き方をしていることもありますし、わかりにくい文章を書いている人もその自覚がありません。そこで、一度、しっかりと文章の書き方について学習することをおすすめします。
そのために役立つ本が、『文章力の基本』です。「わかりやすく、伝わる文章を書くにはどうしたらいいか?」がこの一冊で理解できます。
一押しポイント
ありがちなダメ文章をどう改善したらいいか、が例文を交えて解説されているので非常に理解・実践しやすい。実は自分がダメな文章を書いていたことに気づくことができ、改善することができる。
7つのおすすめポイント
- 定義が曖昧な『文章力』とは一体何か?がわかるようになり、文章力を高める方法がわかる
- 自然な正しい文章を書くための27のテクニックで伝わる文章が書けるようになる
- 言いたいことを明確にする4つのテクニックで、「何を言いたいかがわからない」という文章から卒業できる
- 12の『わかりやすく書くためのテクニック』で、読み手にストレスなくスラスラと文章を読ませることができる
- 文章の見た目に関する7つの改善方法で、ぱっと見でストレスを与えない文章を書くことができる
- 読者の共感を呼びおこし、読者があなたのファンになってしまう文章が書けるようになる10のテクニックが身につく
- 文章を簡潔にするための12の手法でもう「何が言いたいの?」と言わせない
まとめ
今回は、フリーランスとしてコピーライターを目指す人におすすめの本をご紹介させていただきました。
クラウドワークスなどのクラウドソーシング市場が拡大しているように、これからは個人がどんどん多様な活躍をする時代です。しかし、個人で活躍するためには、基礎にしっかりした知識やスキルがなければいけません。他のライターに埋もれないように、今回紹介した本でしっかりとした基礎固めをしましょう。
基礎固めしておけば、あなたの成長スピードはより早くなります。今回紹介した本のうち1冊でもいいので、ぜひとも読んでみてください。